冷房の簡易計算
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《《《2024年5月31日エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第569号》》》
昨日に引き続きエアコンの選定法について話をします。
昨日は暖房の事を書きました。
昨今の高性能住宅の場合は、エアコンは建物あたりに1台、もしくは2台で充分に冷暖房が可能になっています。そのため、この簡易計算でも充分に検討は可能です。
Q値による夏の冷房
冷房を考えてみたいと思います。
冷房の場合は、希望温度は26度ぐらいが多いと思います。
このときの外気温が大体35度で設定しておきましょう。
このときの温度差は、9度しか有りません。
9度でQ値2.7の断熱等級4の建物の場合で、100平米の建物の場合は、こうなります。
2.7 x 100平米 x 9度差 =2.43kwhとなります。
冷房はこんな物しかいらないことが多いんです。
ですが、実際はこれだと充分に冷えません。理由は?
夏の冷房が大きめにする理由
この理由ですが、こんな感じの項目も検討する必要があるからです。
生活廃熱
窓から太陽光
大きく言えばこの2つです。
生活廃熱は、調理時の熱、家電から出る熱、人体から出る熱ですね。
窓からの太陽光も特に午前中と午後大きなエネルギーが入ってきます。
これが結構大きいですね。
冬についてこれを語らなかったのは、有利に働くからです。有利に働く分はボーナスですから有ること前提で考えると失敗しますが、今回は不利側に振れるので必ず検討する必要があるのです。
どの程度か?というのは、政府基準があるにはありますが、MJ(メガジュール)みたいな大きな数字が出てきますので、ここでは簡易的に1kwh程度かなと入れておきます。
根拠は人体からの発熱量が1人60~100wと言われています。これ以外に冷蔵、家電全てをカバーすると1000wを超える熱が屋内の排熱されます。
これも取り除かないといけませんのでエアコンの冷房容量は余力を大きく見ないといけません。
それでも、建物全体で3kwhあれば、断熱等級5以上で100平米以下の建物であれば問題ないかなと思います。
暖房の方が必要容量はどうしても大きくなる傾向がありますので、エアコンはそれに合せて検討いただくのが良いと思います。
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