理想の空調計画
おはようございます。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
《《《2023年8月3日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第277号》》
当社は、工務店さん向けに空調計画のお手伝いをしています。
これまで、大小合わせて10以上のシステムを提案してきました。
その中で、成功したという案件もあれば、失敗だったという案件もあります。
湿板案件も、一応その後フォローをしてなんとか軌道に載せたと思っているので、経験はいろいろ糧になっています。
もちろん、色んな会社が様々なシステムを出しています。
工務店さんもどれが良いのか?迷うところだと思いますので、ちょっと考え方だけ読んで帰ってください。
価格
35坪の建物を総2階だとして、空調計画を立てるのに言ったいくら掛かるのか?
これが最大の問題だと思います。
高い物は300万円ぐらいのものがありますが、建材好投の折にそんなに高いシステムを入れられるのはよほどの高給取りです。
建築費が4500万円を超えてこないのそんな高級機は入れられませんよね。
占有面積
アメリカの全館空調システムは、ガレージに大型の機械があったりします。
日本の住宅は、建材高騰の煽りを受けてコンパクト化が進んでいます。ですから、畳2畳分の空間が必要と言われると、ちょっとひるみますよね。
もちろん、面積を取ると言うことは、機器の数も多いので工事が大変です。多田でさえ忍苦が上がっているので、あまりに複雑なシステムは、更に価格が上がってしまいます。
熱交換型換気システム
断熱等級6以上の性能の建物に全館空調システムが適していると思っていますが、その建物には、熱交換型換気システムがあった方がエネルギーのロスが少なくなります。
せっかくの断熱等級6ですから、熱交換型換気システをセットで考えて欲しいのです。
配管経路
配管経路が複雑になるのもよくありません。
ダクトはいずれ交換する物ですから、ダクト交換まで見越したシステムにしたい物です。
また、ファンの風きり音がダクトから漏れていると寝るときにファンを止めることにもなりますので、音の対策もとても重要なんです。
メンテナンス性
フィルターの交換や管路の清掃などメンテナンスも重要な要素です。
後々交換できないシステムの場合は、壁や天井を壊す必要があり、工事代金が高くなりすぎます。
メンテナンス性もとても大切な要素です。
これらの要素を星取り表のようにして、点数をつけてどれが良いのか、更に良い物はないのか?などの参考してしていただければ幸いです。
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