建築物の販売・賃貸時の省エネ性能表示制度とは?

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《《《2023年8月8日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第282号》》

現在、国土交通省では、住宅省エネラベルに制定に向けて色々活動を行っています。

今年は、様々なパブリックコメントを募集されていました。

本来は7月発表予定だった『建築物の販売・賃貸時の省エネ性能表示制度』という物があります。

下記会議が行われています。

建築物の販売・賃貸時の省エネ性能表示制度に関する検討会

性能表示ラベル

一応、こんなデザインで進んでいるようです。

現在のBELSという制度がありますが、補助金を受ける場合は、必要ですが、住宅の性能表示レベルであれば、建築士の計算結果を添付するだけで表示が可能になります。

これで、消費者は燃費のような尺度を住宅に持ち込めることになるわけです。

当然ながら、今後も性能に関しては、お客様の要望がどんどんエスカレーターして行く可能性があります。

断熱等級7までどのラベルにも表示されることになるので、人間というのは色をつけたくなる物です。

二極化するか?

その結果としては、住宅性能はこれで充分ということではなく、2極化していくことになりそうです。

どんな2極化?かといえば、

とりあえず、持ち家さえ手に入れば性能は二の次の層

とにかく、性能が最高の物を手に入れたい層

上が8割、下が2割になると思われます。

自動車と同じようだとすると、より大衆車の割合が増えそうですが、実態はどうなるのかとても興味があります。

ということで、この『建築物の販売・賃貸時の省エネ性能表示制度』に関してはこれからも追いかけていこうと思っています。

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Posted by 湊 洋一