失敗ばかりの人生だ 3
こんにちは。
今日も、毎日のブログを書いていきます。今日は好例の日曜日の失敗シリーズです。
経営者の皆さんの気休めになれば幸いです。
《《《2022年11月13日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第21号》》》
何も無くなったので
先週は、商権を無償で渡したので、本当に売上がゼロになってしまったという所まで書きました。
今日は続きです。
僕の人生において、人との縁というのは不思議とついて回ります。
これまでも、これからも変わらないと思うのは、人との縁をつないできたことかなと思うのです。
そして、やることが何にも無くなったので、2つのことをしました。
1つは、断熱の仕事を続けるために、思い当たり知っていそうな人にどんどん会いに行ったということ。
もう一つは、当時のお客様だった方々に挨拶に行きました。
その結果、事務所には誰もいないという状態になりました。
事務所には嫁が1人残ってくれました。そして、アポを取りまくってくれたのです。
お目にかかる内容としては、これまでのお礼と今後の話をしたように思います。
もちろん、同情してくださる方もいらっしゃいましたし、全然時間を取ってくださらない方もいらっしゃいました。まあ、そんなに工務店さんにメリットがある話もできなかったので当たり前ですよね。
都内から、愛知、三重、大阪、九州など、当時のお客様で時間を取ってくださった方は一通り回りました。
それと並行して続けたのは、断熱の仕事を続けるために、特許的な問題の解決と断熱材の適切な価格での手配でした。
これまで1つのサプライヤーに頼っていたので、それを改めないといけません。
遮熱材は、ある会社が卸してくれる事になりました。
ウレタンの手配は、サプライヤーがかなり開いた会合にお越しになっていた大阪在住の元断熱関連の会社の社長様に相談しました。
それほど本当の意味で誰でもいいので時間を取ってもらっていました。
結論から言えば、およそ1ヶ月で仕事を再開できる目処が立ったのです。個人的には、かなり早いと思います。
なので、とりあえず、販売再開までは、なんとかなりました。
いよいよ販売再開
そして、いよいよ販売再開です。
これまでのお客様に販売再開のアナウンスを流しました。当時はFAXでのお知らせだったと思います。
まあ、2~3社帰ってきてくれればと思っていたところ、いきなり8社以上の工務店さんがご発注いただけるとのことでした。
訪問してご挨拶したことが効いたのでしょうか。本当に、泪がでるくらい嬉しかったです。
ようやく、仕事を再開する目処が立ちました。
ですが、お金が全くありません。
サプライヤーに全て支払ってしまった後、会社には十万円ほどしか残っていませんでした。
まあ、ここで潰れてしまうのも悔しいので、お願いをすることにしました。
遮熱材のサプライヤーは、取引が始まって間もないのですが、そのサプライヤーに向かって500万円貸して欲しいと頼んだのです。
まあ、一か八かでダメなら、次のことを考えないと思っていたのですが、なんと2、3回しかお目にかかっていないのに、お金を貸すといってくれました。
ちなみに、2年後に元本はきちんとお返しできました。
もちろん、利子代わりですが遮熱材もずーっとそこから買い続けています。
ですが、当時は何がどんなに苦しかったのかあまり覚えていません。
それでも、覚えているのは相談すると心がある人は助けてくれます。更に、諦めなければなんとかなります。
その年の売上はこんな感じでした。あくまでイメージです。
ここからの教訓
まあ、こんな体験をしたので、とてもいい教訓になりました。
1つめは、こんなに苦しんだので、ウソはつかないです。
残念ながら、力不足の結果として、納期が間に合わなかったり、できるだろうとお伝えしていたので、できなかったりすることはありますが、お客様が困るようなウソは決してつかないし、それはサプライヤーにも同じ事です。
2つめは、何度も書きましたが、何か問題の解決策を探していると、それは必ず見つかるという事です。
残念ながら、商売が上手くないのだと思うのですが、未だに売上的には、低迷しています。コロナ後にも苦しい事がありましたが、それでも何とか生かしてもらっているのは工務店さんのお陰だなと思っています。
なんだか、とってもいい人に感じるかもしれませんが、そんなことはありません。
充分に頭も悪く、性格も悪いので騙されないように。
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