バブル崩壊の復活には?

こんばんは。
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《《《2024年2月19日エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第473》》》
中国には初めて行ったのが、1986年でした。

船で大阪から着いた先は、上海でした。まさにこの写真のような雰囲気ですね。

まだ、第一百貨店という小さな4階建てのデパートがあって、空港も虹橋空港しかない。

薄汚れていましたが活気だけはありました。

そして、最後に中国に行ったのも上海でした。2019年のコロナが発生する前の年に展示会を見に行きました。

この時は、浦東という新しい空港があるエリアに泊まりました。断熱の展示会があったからです。

その前には上海から新幹線にも乗りました。日本よりも恐ろしく速くて驚きました。

はじめていった時から、最後に行くまで35年間で中国は大きく変わったものです。

経済成長で言えば、規模は確実に20倍になりました。

もっと大きいかもしれません。

どんどん、世界からの投資を呼び込み、インフレが加速して、物の価値が上がっていきます。

このような状態では、現金を置いておくとあっという間に目減りしますから、多くの方がマンションを買いました。

ご存じの様に、時計の価値が値上がりして、ウイスキーの価値も3倍にも、4倍にもなりました。

これは、全て中国だけではなく、経済成長がもたらした物価高です。

インフレからデフレへ


日本もこれを経験しました。1990年代から始まるデフレです。

バブルというのは、まさしくその通りで。お金をはやく物に変えた方が良いと言うことで人々はこぞって、住宅ローンを組んで不動産を購入します。

そして、価値が上がり続けて、支払いが滞らなければ良いのですが、価値が下がりはじめてしまうと途端に支払いが詰まります。

一旦価値が下がりはじめると、人為的な維持はかなり難しいのです。

理由は人間の欲望には際限がなく、政府が買い支えられない程巨額な価値になっているというのと。助けると、助けないの線引きが難しいからです。

いすれにしても、市場が縮んで、適正な価格に落ち着かないと再び経済成長は難しいのです。

不幸なことに、中国の場合は人口の何倍もの不動産開発が行われて、地方には鬼城と呼ばれるゴーストタウンが至る所に誕生しました。

つまり、政府の加担して、人為的に延命が行われていたのです。

バブルは早めに崩してしまえば、キズが浅いのですが中国の場合は、遅かった可能性があります。

更に、10年余りやばいと言われつつ延命させたので、キズがかなり深いところに達しています。影響を受ける国民の数が、かなり多いのです。

こうなると誰も不動産には手を出しません。今後怒るのはこんな光景です。

バブル崩壊処理


地方の誰も住まない地方の開発は、放置されるでしょう。

都市部や価値の高いエリアは、破綻企業の資産としてバルクで売り出されると思いますが、中国政府は不動産の所有を禁じていてあくまで使用権だけの売り買いですから、この事実の意味が世界中に知れ渡ると海外からの投資は逆転すると思います。

これまで投資してきた企業が回収に回ります。

破産を免れるために、資産家は資産の現金かを始めますので、物が投げ売りされる時期になってきます。

簿価が高いままではバブル崩壊後の処理が終わらないので、強制的にでも所有権を移す必要があります。その結果、その不動産価格は安定した成長前のきんがくに一旦戻るのです。

その過程で、ウイスキーや時計、ワインなどの価値が明らかに下がり始めると思います。

それが始まるのが、来年で終わるのに最低10年はかかるので、中国の成長はここで終わりということになるでしょうね。

中国が強いのは


中国が強いのは、製造業です。日本は既に製造大国の地位を降りましたが、中国は世界のエネルギー以外の資源の半分ぐらいを支配しています。

これは先日引用した表をもう一度引用しますので見ておいてください。これだけではなくあらゆる資源の市場占有率は軒並み中国は高いのです。

実は、原薬と言って製薬するための原料は、7割を中国が握っています。

物作りの正解ではこれらの不安から更なるデカップリングが起きてます。

デカップリングというのは、今の世界はサプライチェーンという供給網が世界中に張り巡らされているのですが、その網が中国から外れること言います。

実際にIT部品の脱中国はアメリカから凄い勢いで起こってます。

バブル崩壊から、そのうちまで10年と思いますが、政策によっては20年になる可能性があります。

衝撃的な記事は、2024年に配信されましたが、今現在は、上海よりも東京の方が活気があるし、人がいるというのです。たった3年前まで世界の中心だった中国が、この3年でコロナもありましたが超低空飛行を始めています。

個人的には日本経済への影響は小さいと思っていますが、いずれにしても幾ばくかの影響は出ると思います。

もうこの10年はウイスキーや時計、ワインには苦労しなくなると思いますがね。

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Posted by 湊 洋一