地震と耐震基準 3 2025年から
皆さん、こんばんは。
MX代表のみなとです。
今日も、毎日のブログを書いていきます
工務店の皆さんの力になったら良いなと思って書いています。
感想などいただけるととても嬉しいです。
《《《2024年8月10日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第639号》》
南海トラフ地震臨時情報というのが出ました。
南海トラフ地震が起こるかもしれないということで、今日は神奈川西部で震度5の地震が起きて、東海道新幹線が止まったりしていましたね。
気象庁は関連はあまりないという事ですが、心配は心配です。
何も起きなければ良いのですけれども。
2025年の建築基準法大改正
2000年の改正を踏まえて、来年の4月から施行される建築基準法では、耐震に関する基準が大きく変わります。
これまで、4号特例といって、一定基準の建物の剛性さえあれば、検査しなくても認めるとされていた建物に関して、大きく基準が変わります。
これからは、平屋の200平米以下を除いて、壁量計算か、許容力度計算による簡単な構造計算による認可が必要になります。
また、付加断熱などの加重により壁量も少しですが、増やされることになりました。
逆に言えば、200平米以下の平屋は今までと大して変わらないということにもなります。
ますます平屋が増えそうですね。
壁量か?許容力度計算か?
今後は、許容力度計算も増えそうですが、とりあえず今のところは、壁量での申請で良いのでは無いかな?と私は思います。
理由は、このような理由になります。
許容力度計算の場合は、それぞれの柱に強度があるという前提で、ギリギリを狙って計算されることが多いと予想されます。
つまり、評点1.5あれば、耐震等級3で、評点が1.0で基準クリアになるわけです。
有識者によれば、耐震等級3であればともかく、耐震等級1の新耐震基準ギリギリでは、実際の建物の許容力が弱くなる可能性が否定できません。その場合は、不適合の建物を建てることになります。
壁量で計算すれば、壁量には安全率がかかっているので、ギリギリでは不適後の建物になる可能性はほぼありません。
また、許容力度計算が出来る業者は、もうそんなに残っていません。
ですから、慌てて許容力度計算を検討するよりも、壁量で出来れば、耐震等級3を習っていただければかなり強い建物になるのでしょうか?
これまで、メルマガは2900号こえて毎日書き続けています。ひと月に数回はためになったと褒められます。できれば、根気よく読んで。みてください。無料のメルマガのお申し込みはこちらから!
Your browser does not support iframes.