断熱材の選び方と空調システムの相性
皆さん、こんばんは。
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《《《2024年10月17日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第705号》》
今日は、三重県で見学会をやっていました。
それにしてもいろいろな出会いがあってありがたいなと思いますね。
さて、断熱材と空調システムですが。
断熱材による空調システムの差
断熱材による空調システムの差はあんまりありませんね。
ただし、逆転結露が起きやすい断熱材と起きにくい断熱材はありますね。
まず、逆転結露ですが、こんな場合は、逆転結露が起きます。
場所は、鹿児島県です。7地域ですね。
壁の構成は、こうなっています。
窯業系サイディング⇒通気⇒タイベック+構造用合板⇒ウレタン(100倍発泡)75ミリ⇒空気層30ミリ⇒防湿フィルム⇒石膏ボード
普通に透湿防水シートを外に貼って、ウレタンを施工して、最後に防湿フィルムを貼るというよく見る構成ですが、これで防湿フィルムの壁内側で激しい結露が起きます。
これは、鹿児島県という特に夏に高温多湿になるエリアだから起きます。
この薄いブルーが結露水を表します。
このソフトは、WUFIというドイツ製のソフトウエアによるもので、薄いグリーンが湿度の推移を表します。
逆転結露は繊維系も同じ
繊維系に置き換えても同じように逆転結露が起きます。
まあ、夏になって壁体内が湿度70%で、35度に達すると、それが27度になると結露し始めます。
真夏の屋内は最低で、24度にまで冷やすことが考えられます。そうすると石膏ボードの内側は、26度にはなっています。
その場合は、このように激しい結露が起きます。
これを止めるためには、透湿抵抗値の高い税量を使って断熱をするか、防湿フィルムを止めるかですね。
空調システムとの相性は断熱性能だけ
その他空調システムとの相性は、断熱性能がしっかりあれば問題ありません。
心配であれば、当社で壁構成を作って、シミュレーションできますのでご連絡くださいね。
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