床下エアコンの設計上の注意点
こんばんは。
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《《《2024年1月19日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第444号》》》
床下エアコンの設計上の注意点を、今日社内で打ち合わせをしていました。
まだ、未完成ですがちょっとシェアさせてください。
床下エアコンの設置場所
床下エアコンの設置場所は、長方形の短辺の中央部分がBESTです。
つまり、簡単に言えば、こんな感じですね。
もちろん、玄関の位置などのプランにもよりますし、建物が極端に細長いとかだと上手に効かないという場合もあります。
ですが、これが基本です。
床下エアコンの設置場所は、LDKやそれに繋がる大空間においてください。決して小さい部屋入れないこと。
また、床下エアコンの設置場所の近くに、吹き抜けがあるとなお良いです。最悪、リビング階段でもOKです。
いずれもないと暖気が2階に上がっていくための工夫が必要になります。
床下エアコンの基礎
基礎は、基礎断熱です。基礎の立ち上がりと、水平方向はなるべく沢山断熱材を敷いてください。
前面に敷けば暖気の立ち上がりが早くなります。水平方向の最低寸法は600ミリです。出来れば910の生材を水平方向に敷いて貰えると良いでしょう。
外周部分は気密パッキンですが、中央部分は基礎パッキンにしてください。
なお、部屋間の温度差を極力小さくしたいのであれば、基礎の立ち上がりがないものを検討ください。
また、人通口の場所も温度差に影響があります。
このように人通行を通じてまっすぐ空気が抜ける形はOKですが、大きく蛇行するようなつくりはどうしても風の流れを妨げます。
風がキレイにながれないと、温度ムラが起きます。
ただし、長時間津運転していると、基礎そのものがある程度暖かくなるので、温度ムラが解消してきます。
温度ムラのクレームは、人が住むようになるとある程度解消されます。
床ガラリの開口
エアコンの風量はカタログに記載がありますが、強運転で時間700立米程度の風量があります。
その風を使って、床のガラリから暖気を出そうというのが、床下エアコンのキモです。
ですから、ガラリが全くないと、床の隙間から暖気が漏れてきます。
ガラリのサイズは、600ミリ幅のものを中心に最大10本以内で配置してください。最低でも600ミリのガラリを5本以上無いと暖気が上手く動かせません。
これはやってみないとなんともですが、南東かチャレンジしていただければ、成功します。
失敗したくない方は、当社にご相談ください。
実際の運用上の注意点はまた後日。
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