空調計画のやり方 1(冷房負荷とは?)
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《《《2024年6月18日エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第587号》》
空調計画をやるって、そんなに難しいのでしょうか?
まずは、空調計画の肝を書いていきますね。
空調計画は、冷房と暖房が全く逆になります。
例えば、冷房ですがこんな感じになります。
熱源を一つずつ足し算
ここにある、建物の熱の合計と逃げていく熱の差を埋めることが冷房になります。
屋内の熱は。照明・家電からの内部発熱、人体からの発熱、窓からの熱の侵入、外壁・屋根からの熱の侵入に加えて、換気での熱の侵入に加えて、湿度も取り除く必要があります。
湿度は潜熱といって、潜む熱、つまり温度計には現れない熱の別の形なんですね。
これを建物に応じて、一つ一つ計算する必要があります。
この中で、大きな割合を占めるのが、照明・家電からの内部発熱ですが、これは建築研究所がガイドラインを出しているので、それを使っています。
それ以外は地味な計算ですね。
基本的に微分積分などは使わず、地味なかけ算と足し算です。
逃げる熱も計算
さらに、ここから建物から逃げる熱を引きます。
開口部=窓、ドアからの逃げる熱を計算します。昼間は入ってくる熱の方が多いので目立たないですが、夜には逃げる熱の方が少しは増えてきます。さらに、外皮と換気で熱は逃げています。
この逃げる熱だけで、屋内が充分に涼しいということであれば、冷房は必要ありませんが、夏になるので侵入してくる熱が増えてくるので、それを外に捨てないといけないのでエアコン、つまり冷房が必要というわけです。
これが冷房負荷という数値になります。当社は、冷房負荷をソフトで計算しています。原理さえ知っていれば冷房負荷計算を手でやるのは大変ですから。
当然、日中は冷房負荷が大きくなって、夜間は低くなります。
この数値を算出することが、空調計画の第一歩になります。
次に、この数字を使ってエアコンのサイズを決めていきます。
その辺は明日書きますね。
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