換気のキモ　Vol.867　2018年12月20日号

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おはようございます。
みなとです！
昨日は、北海道科学大学の福島先生のお話でした。
換気の話と断熱の話をしていただきましたが、
凄く面白かったです。
とても勉強になりました。

今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。

換気のキモ

換気を行うと快適性を損なう。

だから、換気は快適性を損なわないように行うという事です。

確かに福島先生のおっしゃるとおり、
換気を行うと外気を取り入れるので、
せっかく気密と断熱性能を上げたとしても
快適性を損なうんです。

普段は換気というのは快適性を良くするためと
思っていましたが、確かに逆ですよね。

そして、換気のキモは、止まらないことと止めないことです。

止まらないというのは、故障することなく
しっかり空気が流れているという事。

止めないというのは、寒くない、うるさくない、
コストが安いという事ですね。

換気が難しいのは、なかなか住人からのクレームに
ならないのと、見えないのにつきるというわけです。

それでも、寒さを感じると換気システムは
止められてしまいます。
そして、寒さを感じるといっても、実際は空気の
流れを感じているものの、対流でしかないので、
温度差はほとんどありません。

暖房と換気というのは、北欧でもかなり難しい課題だと
いわれていますが、日本では本当に難しい
課題だなと考えさせられました。

ただ、最大の問題は、ホコリ、塵ですね。
特にダクト内での問題はとても大きいです。

全館空調での、換気システムはなるべくダクトを
短くするというのが重要ですね。