断熱材ゼロの家 Vol.3138_2025/3/7
★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.3138 2025年3月7日号
おはようございます。
みなとです。
昨日は建築建材展に行ってきました。
この展示会は例年、ゼネコンさんと設計事務所が多いので今回出展見送りました。
断熱材ゼロの家という出展をみてきました。
今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。
断熱材ゼロの家
これは、遮熱材メーカーが出展しています。リフレクテックスを売っている
佐武さんではなく、別のメーカーですね。話を聞いてきました。
遮熱は、当社もCW断熱を売っているのでよくわかるのですが、夏対策には
非常に良く効きます。夏の暑さ対策には壁の遮熱は、窓ほどではないですが
効果あります。
ですが、冬はちょっと。断熱材の性能と厚さによって、性能が大きく変わります。
これが遮熱ばかりやっていると解らなくなってしまうんですよね。
実際に学術論文でも夏対策の遮熱の効果の冬への対応は完全否定されています。
熱には三態あって、輻射熱以外では、対流と伝導があります。夏は遮熱が
よく効きますが、冬は対流+伝導が重要なんです。
伝導熱は断熱材がどうしても必要です。それが無いと寒いとクレームになります。
断熱材は高いですが、しっかり入れていただいて、厚さを確保することも重要
なんです。
ということで、断熱材無しで何をやろうともダメなものはダメです。
実際に、リフレのユーザーさんはお客様からの寒いというクレームに悩まされます。
このように断熱というのは純然たる物理現象なんです。特に熱力学という
ジャンルは、NASAの研究者がやろうが、建築研究所がやろうが同じ結果が
出る非常に枯れたジャンルです。
なお、枯れたというのは研究し尽くされて新発見がない事をいいます。
そのため、何か新しい技術が提案されると、それがこれまでの知見と何が
どう違うのか?あっという間に検討されてしまいます。
住宅の熱というのは施工精度と断熱材の性能が全てといっても過言では
ありません。それを上手くすり抜ける道は多分無いんですよね。
というのが当社の結論で、建材は価格が重要で、しかも大量に使われるので
生産性も大切です。新しい建材では常にその辺を重視しみています。
何でも聞いてください。解らない事があれば知られられます。
解らない事は、ここに載っている先生にいつでも聞いてお知らせできます。
https://mx-eng.com/l/2537804/112657/b/46997268
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