コンサルの斜陽 Vol.3058_2024/12/17

★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.3058 2024年12月17日号

おはようございます。

みなとです。

昨日は、公務員の方とご飯を食べてきました。

なんだかありがたい出会いでした。

今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。

よろしくお願いいたします。

コンサルの斜陽

昨日お電話いただいて、ある工務店コンサルが閉業しようとしていると

情報をいただきました。

あの勢いがあった時から、一転して止めるという決断にちょっと驚きです。

今年の夏には電話をして、食事でもしましょうと声をかけたところ

だったのですが、残念です。

年間の着工棟数の減少は、まだ前年比で10%前後の減少でしかありません。

ということは、工務店の退場が1割起きるかどうかです。コンサルの

ポジショニング次第では、生き残れると思うのですが、この会社の

退場はどうしてかは詳しくは解りません。

ただし、コンサルが苦しい状況にはなっていると思います。

理由は工務店さんの収益力の低下です。

コロナ前の状況は、100社いると経常利益率が10%以上儲かっている

工務店が1割。経常利益率2%以上が4割で、赤字は出ていないけど、

収益がほぼゼロの会社が3割、赤字が2割ぐらいでした。

しかし、コロナ禍以降、経常利益率10%を超える優良企業が半減して、

経常2%以上が1割、トントンが4割、赤字が4割以上に悪化している感じ

です。

そのため、収益部分が減少して、コンサルを雇い続ける企業が減って

きている感じですね。

コンサルに支払う、10万円、20万円は収益部分から払っているので、

1年以上赤字になるとまずカットするのが、コンサル費用や、会費

などの毎月かかる固定費です。

再び、沢山の会社が儲かって、コンサル費用を払ってくれる状況に

なれば良いのですが、しばらくはそんな状況になりそうもありません。

状況が好転するためには、一般の方々の賃金が向上して、インフレ分を

上回る必要があるのですが、昇給は年に1度しかありませんので、なかなか

追いつきません。そのためには、3,4年かかる見込みです。

当社は幸か不幸かコンサル業務を全くやっていませんので、その分、今までは

それほど儲かっていませんが、断熱と太陽光パネルの手数料だけで、ギリギリ

生き残ってきました。そのため、これからもなんとかなるかなと思っています。

ちなみに、当社にコンサルして欲しい人はご連絡ください。費用は交通費

だけで、対応いたします。ただし、断熱は使ってくださいね。

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Posted by mx-eng