【参考図書】突破者の遺言 Vol.2108_2022/5/14
★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.2108 2022年5月14日号
おはようございます。
みなとです。
相手の期待を超えないとプランでは勝てないというのが
松尾先生の流儀ですが、プラン講座面白いです。
建物の本質に迫る講義だなと思っています。
今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。
【参考図書】突破者の遺言
今週の参考図書は、『突破者の遺言』です。
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この著書は、僕個人の趣味の世界になります。
なので、無理に買わなくても良いのですが、
私個人が20代から、30代の頃に宮崎学という
著者の作品を大量に読んで影響を受けました。
昭和の時代を切り取った小説やエッセイが好きでした。
彼は京都の解体を生業とする寺村組という、
ヤクザの息子でしたが、かなりインテリで、
早稲田を出て、週刊誌の記者になり、
若い頃は共産党員でもあったそうです。
その後、共産党に絶望してからは、ヤクザの肩を
持つような文章を書いていました。
ですが、彼のライフワークは弱いものの味方になるということです。
差別をなくすことをテーマに沢山の著作があります。
今回著作(遺作ですが)はその彼の、社会的な弱者に
対するまなざしが書かれています。
書かれた媒体が左翼系の雑誌なのですが、
左とか、右は関係ない、社会的な弱い者を徹底的に
救おうとする姿勢が個人的には面白く読ませてもらいました。
東京に出てきてからは、何度か忘年会(といっても5、6人しか参加しない)
に出させてもらって、生原稿をもらったりする程度のお付き合いはありました。
先日、70代で老衰でなくなるという、まあなんというか
時代錯誤的な死に方も宮崎学さんらしいなと思った次第です。
僕自身の考え方に少なからず影響を与えてくれたので、
かなり個人的になりますが、気になった方は買って
読んでいただけると良いかなと思います。
生前は、京都のヤクザにヒットマン飛ばされたり、
一流芸能人の独立を手助けしたり、国土交通省に
怒鳴り込んだりと、グリコ森永事件ではキツネ目の男とも
言われましたが、面白い人生を送った方だなと思っています。
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