気密パッキンと基礎断熱 Vol.1132_2019/9/11
★1分で読める!ほぼ日刊MXニュース ★ Vol.1132 2019年9月11日号
おはようございます。みなとです!
昨日から滋賀県に来ています。
ど演歌チラシのコピーライティング講座は、
今日で終わりですが、ちょっと趣向を変えて
色々提供していこうと思っておりますので、
またよろしくお願いいたします。
今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。
気密パッキンと基礎断熱
先日、ある工務店さんとお話をしていたら、
四国の工務店さんでこんな事があったそうです。
基礎断熱を取り入れたので、
気密パッキンにしたんだそうです。
そしたら、床下がカビだらけになったんだとか。
それで困ってこの工務店さんに相談してきた
そうなんですけれども。
皆さん、これ原因が何か直ぐにお解りでしょうか?
多分、ほとんどの人はお解りになったと思いますが、
念のため答えをお伝えしておきます。
答えは、ガラリが無かったんです。
もしくはあっても不十分だった。
基礎断熱をすると建物全体の断熱性能は少し上がります。
同じ窓、同じ壁や天井の断熱でも、
UA値が少し良くなるのです。
実際に,建物も室内の温度も安定しますね。
なので、基礎断熱+気密パッキンは
理に適っている工法だと思います。
ですが、その時には床下は屋内扱いになります。
屋内の部屋を密閉してはいけないのです。
なので、必ずガラリを設けで通風を取る必要があります。
ましてや、基礎からは1年目に1トンぐらいの
水分が出てきますので、密閉された床下に大量の
水分でカビない訳がないというわけです。
そこだけ気をつけると、比較的安いコストで
高性能住宅を作れますので参考にしてください。
ちなみに、基礎断熱は内側の方が良いと思います。
理由は、2つあって。
1つはシロアリ対策。
パフォームガードのEPSでもシロアリは食べます。
2つ目は、基礎のコンクリートの熱容量が大きいので、
熱が結構基礎に取られるんですね。
冬なんかは、なかなか基礎を温めるのに時間とエネルギーが
かかりますので、内側に断熱材を張る方が
なにかとお得かなと思います。
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