ヤング係数の測り方
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《《《2025年6月5日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第934号》》
構造塾の佐藤さんとお話ししていたら、木材のヤング係数を思い出しました。
先日映像を一緒に撮った東京大学の農学部青木教授がおっしゃっていたヤング係数の測り方を調べて見ました。
静的測定法
ヤング係数は何かというと,力と力にともなう変形の大きさの関係を表す値です。
加重をどのぐらい掛けたらどの程度曲がるか?という数値になります。
そのため、変形が小さいほどヤング係数が大きくなるので,変形しにくさを表す値という理解です。
これは、木材以外の金属に当てはまるんですが、木材の場合,ヤング係数は強度(破壊に必要な力の大きさ)と関連が強い事が解っています。
つまり、ヤング係数が大きいといえば、強度が強いと考えても良いでしょう。密度(比重)や節径などの他の指標よりも、精度の高い結果が得られます。
ヤング係数の測定方法は大きく分けて2通りあります。
1つは定義のどおり,力を加えて変形の大きさを測る静的な方法です。これは、一定の長さの材料におもりを載せて変形量を測定します。
動的手法
もう1つは振動を利用した方法で、木材を叩いて振動させ、1秒間に振動する回数や、木材を叩いて発生した波動が木材中を伝わる速度に基づく動的な方法です。
実験室ではハンマーを叩いて、振動をオシロスコープで測定しますが、木材加工の現場ではそんな子をやっていられないので、測定器がいくつかあるようです。

機会があったら測定器をご紹介します。今回は測り方のご紹介まで。
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