外断熱のススメ 夏版 1

みなさん、こんばんは。

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《《《2025年6月9日 エコ住宅をつくる中小工務店のためのブログ第938号》》

ちょっとどこにも出かけないで.ZOOMばかりやっていました。

そんなことで、会社に引きこもっています。

さて、今日は改めに伝えたい外断熱のススメです。

夏に快適な外断熱

外断熱というか、断熱強化全般は冬に有効という論調は沢山ありますが、夏には有効なのか?解らないという方も多いですね。

そこで、夏に断熱はどう働くのか考えてみたいと思います。

高断熱の住宅は、一旦熱が建物に入ると逃げ行かないという特性があります。この場合は、とても暑くなってしまうので、まず日射遮蔽をしっかりするということが前提になります。

これを忘れて、どんどん太陽を入れてしまうと暑くなってしまいます。太陽というのは直射日光のことで、散乱光ではありません。散乱光を入れてもそれほど暑くなりません。

明るくすることはとても重要ですが、日射を入れない工夫は必ず行って下さい。

その上で、断熱が強いと、外壁からの熱の侵入がかなり遅くなります。

今回はデータを示します。

前提条件として、

壁面積:50㎡

外気温:35℃、室温:26℃

温度差:9℃

計算式:熱侵入量(W)= UA値 × 面積 × 温度差

とすると、熱の侵入量はこのように変わります。

UA値0.30 の 壁からの熱の侵入量 0.30 × 50 × 9 = 135W

UA値0.90 の 壁からの熱の侵入量 0.90 × 50 × 9 = 405W

ということで、断熱等級6以上の建物は、断熱等級4程度の建物に比べて、壁からの熱の侵入量が1/3以下になります。

つまり、冷房負荷が小さくなるということになります。これは日光の影響を排除して、あくまで伝導熱だけの議論になりますので、実際とは異なりますが、イメージをつかんでいただければと思います。

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Posted by 湊 洋一