スタグフレーション　Vol.2042_2022/3/9

★1分で読める！ほぼ日刊MXニュース ★　Vol.2042　2022年3月9日号

おはようございます。
みなとです。
株価が軟調、円安な上に、燃料だけが
高いという変な状況になっています。
ニュースでも取り上げていますが、
コストアップインフレが起きて、景気が悪い
スタグフレーションという状況がやってきますね。
ちょっと困りました。

今日も『1分で読める』をテーマに工務店経営に役立つ情報を提供していきます。
よろしくお願いいたします。

スタグフレーション

1929年の大恐慌というのは聞かれたことがあると思います。

失業率が4割を超えるみたいな状況がやってくる可能性があります。

これは大恐慌前夜にとてもよく似ています。

当時は、スペイン風邪がはやりました。
デフレになって、経済成長が止まっていました。
その前は大正の成金が闊歩した時代です。
バブル当時を彷彿とさせる時代でした。

日本は高橋是清という大蔵大臣がいて、
彼がインフレになる政策を早めに打ったので、
いち早くデフレからは脱却しました。
日本の現代は、デフレになる政策を打ち続けているので
世界の中で日本だけが低成長を続けています。

コロナに日本が一番軽かったのですが、
世界と同様の規制を行ったので、経済の復活も弱めでした。
この状況で、ウッドショック、メタルショック
などの建材高が襲っています。

安い住宅でも300万円、大手だと800万円以上
住宅の価格が値上がりしています。

今後も原油が上がっているので建材はすべて値上がりします。
まだまだ上がる可能性はあります。

そして、日本人の所得は全く上がっていません。
更に、冒頭のように失業率が悪くなると
不況にまっしぐらになります。
これが怖いですね。

これまでは、不況になったら安い住宅が売れましたが、
今は売値を下げるには利益を下げるしかありません。
それをやるのは、経営がますます苦しくなるのでよくありません。

ということで、今後はやっぱり空家対策をかねて、
中古住宅という事になるのかなと思っています。

3月末にちょっと九州に取材に行く予定ですが、
ローコストは難しいので中古リノベになるのかなと
思いますが、場所によるという難点がありますね。