ディフェンスと断熱欠損

こんにちは。

今日もご覧いただきありがとうございます。

株式会社MXエンジニアリングの湊です。

さて、今日も工務店を元気にする記事を書いていきたいと思います。

《《《2021年8月9日の断熱ブログ第35号》》》

日本バスケット界初めてのメダル

2020東京オリンピックが終わりましたね。

この大会は史上最多のメダル獲得数だということが話題でした。

史上最多ですから、初めてのメダルも沢山あったのですが、特に女子バスケットでの決勝進出というのは、非常に大きなインパクトがありました。

オリンピックにマスケットボールが採用されてまだ30年ほどですが、その30年で一度たりともメダルにかすりもしなかったのが、急に銀メダルですから驚きました。

僕も高校途中までバスケットボールをやっていたので、世界のレベルがどれほどかというのはよく理解しているつもりです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0ce6bf8e8847c81a39fc1d937f8e839bbcabaf11

そして、この決勝戦をテレビで見ていて思ったのは、アメリカチームが攻撃以上にディフェンスを重視して、日本の攻撃を徹底的封じ込めていたというのが印象的でした。

日本の戦況をガラッと変える3点シュートが全く打てませんでしたから。

でも、4点差、5点差まで迫っていたタイミングが合っても、あと一歩で上に行けなかったのが残念でした。

バスケットは点を入れないと勝てないのですが、こちらが点を入れるよりも相手に点を入れさせないというのが戦う上での基本ですよね。

ディフェンスが攻撃よりも重要って事ですね。

住宅の大敵 熱の侵入と結露

そして、住宅、家についての敵というのは、熱と水分の侵入です。

熱は文字通りです。夏の時期は、暑さ。冬になると寒さの侵入です。

こいつは、きちんと防がないと快適な生活を損なうだけではなくて、建物の寿命が短くなってしまいます。更に、最悪なのが害虫の侵入を招くと、最終的に土台が喰われてしまったり、倒壊してしまう等の危険もありますね。

そして、水分も入ってくると、カビが生えたり、シロアリやその他害虫の温床になります

ですので、熱や水分の侵入をしっかり防ぐのはとても大切なことなんです。

そんなことを言われなくてもご存知の会社が多いと思いますが、熱の侵入が起きるのは一体どのような場合でしょうか?

まあ、外壁の施工不良なんてみたら解りますが、壁体内、つまり壁の内側で怒る問題点についてみていきたいと思います。

熱の侵入を許す断熱欠損

断熱欠損という言葉は聞いたことがあると思いますが、一体どんな場合に発生するのでしょうか?

これは断熱材によって起きやすいものと、起きにくいものに分かれます。

  1. 繊維系の断熱材の施工不良と経年劣化
  2. ボード系断熱材の施工不良
  3. 現場発泡系断熱材の施工不良

だいたいこの3つぐらいが断熱欠損の代表的な例です。

繊維系断熱材の施工不良と経年劣化

まず、繊維系断熱材とは、グラスウール、ロックウール、セルロースファイバー、羊毛、ポリエステル、木の繊維などを指します。

このうちグラスウール、ロックウール、セルロースファイバーで99%を占めると思います。羊毛断熱、ポリエステル、木の繊維はたまに聞きますがまだ採用している会社は少ないようです。

施工不良は、どの断熱材にも起きる事ですが、充填不足が多いですね。つまりは、きちんと詰まっていない断熱材があるとそこから熱が侵入してきます。

特にコンセント周りや筋交いなどを使う場合は斜めになっている部分とか注意が必要ですね。

この写真は。グラスウール最大手のマグイゾベール社のサイトに載っていたものですが、施工についての詳しい説明は下記サイトに載っていますのでそちらもご一読ください。

https://www.isover.co.jp/glasswool-life/about_glasswool/misunderstanding

それと同時に、これと同じ現象が経年劣化で起きるという問題があります。

グラスウールの場合は、湿度を含んでふわふわ出なくなった30年、40年という状態をたまに見かけます。

そして、セルロースファイバーの場合は、沈むという問題があります。その対策のために10年ぐらいまでは1立米あたり40kg程度ぐらいいれていたものが、最近では60kg程度いれる事が主流になってきています。

これは沈下対策です。セルロースファイバーの施工会社に寄れば地震があっても沈下はしないということですから、60kg程度いれれば問題なのかも知れません。当社はセルロースファイバーの施工をしないのでそのあたりの実態は良く解りません。

沈下が起きた場合はサーモグラフィーで見ると、壁の上の方に熱が漏れているように見えます。この参考例は断熱材が入っていない例ですが、このように壁の上部に温度変化がみられます。

例)住宅検査 カノム社の実例
https://www.ie-kensa.com/blog/7907

ボード系断熱材の施工不良

ボード系の場合はプレカットで現場搬入のケースが多いようですね。であれば欠損のリスクはシール不足による施工不良が考えられます。

もちろん、きちんとした施工指導をメーカーが行っているはずですので、建物全体の施工不良はほとんど起きないでしょう。

一部で結露が起こるなどした場合はサーモグラフィーなどで現場を確認することをお勧めします。

現場発泡ウレタンの施工不良

ほとんど起きませんが、ウレタンの場合は異常発泡が起こる場合があります。こんな時は、再施工が必要です。施工後なんかおかしいなという時は、施工会社に必ずみに来てもらってください。

また、ベランダ下が屋内になる場合などは、吹き漏れがある場合はあります。当社の場合も年間に1棟ぐらい、発注時の図面と現場が若干変わっていたりして起こることがあります。

この場合は再施工ということになります。

ウレタンの場合は、断熱欠損が起こる可能性があまりありません。施工不良も吹き漏れか異常発泡以外はあまり起きないですね。

何れにしても、工務店側の確認作業が何よりも大切です。

ウレタンの施工に関しては、何でも相談してください。100倍発泡硬質ウレタンはあまり得意ではありませんが、住宅用の30倍発泡ウレタンは実績がたくさんあります。

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Posted by 湊 洋一