経営ノート

「工務店のためのプレスリリースセミナー」

先日来ご報告をしておりますプレスリリースセミナーについて簡単にご説明しておきます。

プレスリリース(広報)の目的

まず、広告とPRというものは同じ媒体(新聞・テレビ・雑誌)などにあるのに
消費者の目には全く違うものに見えているということです。

つまり、広告は広告主が費用を支払ってその媒体の一部を買うという行為で有り、
その投下された費用に対して効果は大差がありませんが、
PR(広報)の場合は、費用に対して認知効果は数倍になるのが普通です。

これは、単純に考えてすぐにご理解いただけるのですが、
マスコミがニュースやバラエティーで番組内で取り上げてくれれば、
それは話題になるのですが、
いくらCMを流してもそれはあくまでも各社の宣伝としか認知されないので、
知るという行為以上の期待はあまり出来ないわけです。

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さらに、広告は広告主が言いたいように加工されているのですが、
PR(広報)の場合は、報道機関が編集を行って報道を行うので
客観的な情報となるため受け手に取っては安心感が働きます。

そのため、2次3次の口コミが生じやすくなっています。

これは、実際にニュース記事を引用したブログなどが書かれやすいという
実際的なメリットが生まれます。

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今回例として示したのは、伊豆山建設(千葉県)様のハンバーグハウスという企画でした。

これは、伊豆山建設さんである一定の条件をクリアした家を建てると、
ハンバーグが10年間無料で食べ放題という企画でした。

このプレスリリースに一番に反応したのは、インターネット上の新聞記事でした。

実際の記事サイトは50以上が伊豆山建設様のハンバーグハウスの記事を
その日のうちに掲載しました。

その結果としてツイッターで数千件のささやきが起き、
ブログも100以上が伊豆山建設様のホームページを引用した記事を書きました。

その結果として、テレビが取材に来た訳です。

テレビCMでは、このようなことが絶対に起きませんので、
WEBのリンクを稼ぐためにプレスリリースは有効だと思われます。

 

プレスリリース(広報)の問題点

 

当然ですが、なんにでも問題点はあります。

最大の問題点は、費用を支払っていないので一切こちら側のいう通りには
報道してくれないというものがあります。

最悪の場合は、悪く書かれる場合もあるわけですが、
リリース分に注意を払い、対応をきちんとすることで
悪意を持った取り上げ方はされないことが実証されています。

もちろん、適当なリリース文は、最悪な批判を呼ぶことがありますので注意が必要です。

 

また、問題点はもうひとつあります。

それは、広告主の存在です。

すでにダイワ、ミサワ、セキスイなどの大手がかなりの広告宣伝費を使って
テレビCMや新聞広告を打っています。

それなのに、聞いたことも無いような小さな工務店を取り上げてもらうというのは、
実際の難易度はかなり高いのも事実です。

スポンサーである大手ハウスメーカーなどから文句を言われないネタであれば、
取り上げてもらえる可能性は高まります。

つまりは大手がやりそうなネタではマスコミは決して取り上げてくれないのです。

 

さらに、マスコミ(特にテレビ)はネタを探している反面、素早い対応を迫ってきます。

今すぐ取材にいけるか?テレビ的に面白い映像は撮影できそうか?
その結果として、視聴率が期待できるか?
(つまり、視聴者思わず他の人に話をしたくなるようなネタがあるか?)
という事をクリアしてはじめてテレビが取材に来てくれるわけです。

 

伊豆山建設様の例は、10年間ハンバーグでしたが、
大手では絶対出来ない日本にここだけのおまけで、
絵的にもハンバーグを焼いているシーンが思い浮かぶので、
それでテレビが取材を決めたようです。

プレスリリースのヒントはこんなところにあるのではないでしょうか。

 

どんなプレスリリース(広報)が取り上げられるのか?

 

では、どんなリリースがいいのでしょうか。

その前にダメなリリースの条件を書いておきます。

 

1.難しい内容(専門的なもの)

2.文字だけのもの

3.長文のもの

4.報道するための目的が感じられないもの

 

この4つです。

長さはA4 2枚程度で簡単に想像できて、
想像を手助けするイラストや写真があること、
そして、報道する意義が感じられるもので無いと絶対に報道はされません。

 

そして、取り上げられやすいリリースはこんな条件を備えています。

 

1.信頼できると感じられるか

2.公共の利益になるか

3.誰かに話をしたくなるか

4.そしてタイムリーか

 

その他にも、新規性、技術性などの要素も必要とされますが、
まずはこの4つを兼ね備えるネタが必要です。

 

伊豆山建設様の例でいえば、まずは家庭の団らんが減って、
個食という社会問題がありそれを解決するために、
家族でハンバーグを食べさせたいという社会正義を訴えています。

そのため、マスコミもこの話題を取り上げるのに、
公共の利益になるので安心して取り上げたのでしょう。

ただし、ハウスメーカなど住宅関連企業がスポンサーする番組に取り上げられることは
事実上不可能だと思われますので、その点は留意が必要だと思います。

 

マスコミに取り上げられやすくするために

 

マスコミというのは、非常に忙しい職種です。

そのため対応が命のような部分があります。

せっかく担当者が取り上げるつもりになっていたのに、電話での受け答えが横柄だったり、
送るといった資料がなかなか届かないとマスコミも決して取り上げてくれません。

 

マスコミはワガママですし、世間知らずですので
時には失礼な対応をするマスコミ業界人も多数居ます。

そこでいちいちもめていては仕方がないので、
マスコミは非常識なものだと思っておいて損は無いかもしれません。

 

つまりはマスコミから問い合わせがあったら、なるべく調整して言うことを聞くこと、
さらに迅速に反応することが求められるのです。

 

取材を受けることがゴールではありません

 

工務店の社長様に当たり前のことですが、
取材を受けてテレビに出て、新聞に載って終わりではありません。

家が売れないことには決して意味が無いということになってしまいます。

有名になっただけでは、住宅は売れませんので、
どのようにして取り上げられれば、家が売れるのかということを
あわせて考えないといけません。

 

伊豆山建設様の場合は、自社の新製品の発表と同時にリリースしているので、
浄土新製品の投入時にマスコミに取材を受けて、
その新商品もテレビに映るという明確な目的がありました。

実際井にテレビ効果では、数十件の問い合わせがあり、
10件前後の継続商談に繋がっているとのことです。

このうち半分でも契約できれば、充分な成果だと思います。

 

今回のプレスリリースにかかった実際の費用は、
リリース費用、ホームページの一部変更費用などをすべて含めても
20万円程度だと思います。

その点は今回のリリースは非常に効果があったといえるのではないでしょうか。

 

このように、プレスリリースを体系だって行うことによって、
広告では得られなかった効果が実際に自社のものとして得られるようになります。

もちろん、企画内容と一度で取り上げられないからといって、
どんどん次々と手を打っていく柔軟性も求められますが、
たった10万円前後の費用で、マスコミにどんどん取り上げてもらえるようになるのです。

実際のセミナーでは発想法やリリースの原稿などを示しながらのレクチャーなどもありました。

ご希望の方は、当時のスライドなども手元にありますし、
当社から説明に伺わせてもらうことも可能ですので、ご連絡いただければ幸いです。

渡邊健太郎さんには3月に合宿を行っていただく事になりましたので、
また2月になったらご案内をいたします。

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