経営ノート

「■資金計画と営業1■性能仕様アップをどう説明するか」

前回まで、中川優也の資金計画セミナーと題して、
中川優也先生のセミナー情報をお伝えしてきました。
中川さんのセミナーは情報が豊富で、新鮮ですので、
まだご覧になっていない方は是非DVDなどを見ていただければと思います。

さて、その中に入りきらなかったけれど、
営業的にはお伝えした方がいい内容が2、3ありますのでその部分を、
番外編としてお伝えしていきたいと思います。

1. 建物の性能仕様アップ分をどう説明するか?

建物のアップグレードといえば、
最近の流れは完全に省エネルギー・エコであるといって過言では無いと思います。
ですが、キッチンのアップグレードとは違ってお客様(特に奥様)の受けは余り良くありません。

キッチンのアップグレードは完全の消費ですが、
この性能アップグレードは投資の要素もありますので、
その部分はきちんとお金で説明する必要があります。

どういうことかと言えば、これはあくまで例ですが、
断熱アップグレードはお客様のコストが200万円アップします。
この場合の住宅ローンの増額は月に6千円程度になります。
しかし、年間の光熱費が月平均8千円下がるので、トータルで月額2千円の利益になります。
2千円は小さいようですが、この差額は35年間で比較すれば、
断熱を良くした方が84万円も得になりるということです。もちろん快適性も向上します。
ここまで説明すれば、納得されるお客様も増えるでしょう。

さらに、この場合の二酸化炭素排出量を計算できれば、なおさら良いと思います。
電気1kwhを削減できればCO2は368g節約できます。(東京電力サイトより)

月間8千円の削減は、
家庭用の場合は1kwhあたりおおよそ24円前後で買っているので、333kwhの削減になります。
そして、CO2に換算すれば、122kgの排出量です。
杉の木に換算すると年間に9本程度が吸うCO2を削減できることになります。
これが、およそ35年は続くと考えるとトータルで、4.2トンもの排出量になります。
杉にすれば300本を超える大量の木材に換算できる量が節約できるのです。

当社では、今後これらのことを簡単にご理解いただけるような図をご用意したいと思います。
なお、CW断熱を導入いただいても200万円ものコストは必要がありません。
粗利率を40%取っていただいても標準仕様ではせいぜい100万円前後です。
そのため他社に比べて売りやすい断熱の仕様アップになっています。

2.太陽光パネルについても同様な説明が可能

太陽光パネルの提案でも同じように提案が可能になります。
多くのサイトなどでも説明が掲載されていますが簡単に記載しておきます。

例えば、4kwの太陽光を載せるとします。
この場合の費用は、おおよそ120万円ぐらいと想定します。
4kwの太陽光パネルの発電量は全国平均では、およそ年間4000kwhということになります。
(1kwhあたり年間1000kwhとのこと)
既に詳細の実績データは各自治体やWEBサイトに載っていますのでご確認ください。

この場合の売電収入は、10kwh以下は余剰分の買い取りのみですので、
日中の消費電力の平均が1700kwhとすれば、2300kwhを売れることになります。
出力制限装置のない安い価格の場合kwhあたりで33円ですから、
売電収入は年間で7.6万円前後になります。
また、購入している電気代は24円とすれば消費分1700kwhは、4万円前後になる計算です。

合計すれば12万円程度の節約になります。
投資金額が120万円ですから10年間では丁度元が取れる計算になっています。
断熱のように収益が取れるものではなくなっているのが太陽光です。
しかし、損はほとんど起きません。

これに加えて、二酸化炭素排出量の問題を考えれば、最終的には国にとっては大きな得になります。
家計にとっては、太陽光は投資が回収できるかできないかギリギリのものになっていますが、
CO2の削減にはかなり貢献できそうです。

その点を伝えると、お客様の多くは断熱等の性能のアップグレードと一緒に
予算のアップを考えていただけるケースが今後増えるのではないでしょうか?

もちろん、4kwh程度の投資が120万円を下回って設置できれば、さらに収益が改善されます。
このように、数字を使ってきちんと説明ができれば最近のお客様は、
地球環境に関しての協力は惜しまなくなっています。
今後当社ではこの関連資料を増やして参ります。

(2015年12月22日)

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