経営ノート

「■コストダウン編7■人工の相場を調査する」

今月は、地域の人工調査の仕方をお知らせします。

もちろん、地域の人工がいくらかというのは、皆さんよくご存じだと思います。常用で坪単価がいく
ら、手間受けでいくらというのは、私が調査の仕方をお伝えなくても、充分ご存じだと思います。

ですが、例えば、近隣の大手の人工はいくらかご存じでしょうか?北陸ならイシカワさん、北九州な
ら昭和建設さん、関東ならアサカワホームさんなど大手の伸び盛りのビルダーがどの程度の単価で手間
を払っているかという事になると、ご存じの方はそれ程多くないはずです。

そして、それがその地域で一番の底値に近いと思います。もちろん、タマホームやレオハウスなども
かなり安く建てているでしょうし、飯田産業グループは日本で一番安いかもしれません。ですが、これ
らの会社は、安すぎて現実問題、競合する事がかなり難しいと思います。まだ、地域一番ビルダーの価
格なら研究していけば実現が可能かもしれません。

調査の仕方ですが、それ程難しくはありません。まずは、そのビルダーに納入している業者を特定しないといけません。納入業者でないと、絶対に納入価格は解りません。最低でも、1年前ぐらいまで取
引があった業者を見つける必要があります。納入業者は、大工を調べるときは、クロス屋や左官、基礎
屋を調べるときは、サイディング屋など異業種の職人さんに聞くと意外に教えてもらえます。すぐに解
らなくても、何人かに声をかけると後から知らせてもらえる事も多いです。

その上で、その職人に取引開始を申し出る事で、価格を類推する事が可能です。自社の実績を伝えた
上で、大手向けの価格になるべく近づけて出して欲しいとお願いすれば、まともな企業や職人であれば
かなり頑張った価格を提示してもらえます。そして、仲良くなれば大手向けの価格をズバリ教えてもら
う事も可能になります。

地域で最大の競合がどのくらいの価格で発注しているのかをつかんでいるのといないので、お客様
への提案価格に差が出てしまいます。いつの間にか受注が減ったという、いわゆる『ゆでガエル』にな
る前に、伸びている会社の価格は調査が必要だと思います。


■コストダウン編のバックナンバー■
コストダウン編1 アルミサッシのコストダウン方法
コストダウン編2 業者さんのコストの目安
コストダウン編3 給湯器のコストダウン
コストダウン編4 大工手間のコストダウン~前編~
コストダウン編5 大工手間のコストダウン~後編~
コストダウン編6 人工のコストダウンの基本

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