経営ノート

「■コストダウン編11■職人手間を減らす方法」

工務店の将来を決める2つのもの

現在の工務店様の問題は大きく言って2つあります。

その1つは集客です。

そもそもが家を建てるという希望を持っている方が大きく減ってきています。

30代の人口もこれからどんどん減ってくるわけですから当然ですが、
新築の戸数は減ってくると思います。

いかに効率的にお客様を集めるか?
この方法論を持っていない工務店様は今後苦しくなる一方です。

もう一つが、コストダウンだと思います。

そして、今回ご登壇いただいた石井先生によれば、今まで住設メーカさんは、
棟数が多い会社と少ない会社をはっきりと分けていました。

しかしながら、昨今方針が変わったメーカが数多く出てきているそうです。

つまり、年間1000棟やっている会社と年間10棟建てている会社での
コストに差がほとんどなくなっているわけです。
(ただ、コストダウンの場合、年間10棟程度は必要です。
もし今それだけ取っていなくても、今後取ると決める事が重要だったりします。)

セミナーの中で私が知らないことが3つほど有りました。

ビデオでは詳しく解説してありますが、
紙面の関係でその中で1つだけについて書いていきます。
よろしければご参考にしてください。

職人の手間を減らしていくためには

家一軒のコストを分けると4つになります。

住設などの購入品、木材、職人の手間、材工の買い物です。
その中で今回は、職人の手間に絞って書いていきます。

手間に関しては、坪単価いくらかよりも、
職人の年収がいくらになるかという視点が欠かせないとの事です。

逆に、職人の収入が増えないコストダウンに関しては、
基本的に聞く耳を持って貰えないといってもいいと思います。

住設の場合は他社がいくらで買っているというデータは非常に重要ですが、
職人さんはいくら神戸で坪2.5万円、東京で坪1.9万円といっても話には乗ってきてくれません。

職人さんが興味を持って話を聞くのは、年収が増えるこの点に限ってです。

とすれば、いかに合理化して1棟建設のスピードを上げるかしか有りません。

ここは自社で120日かかっている工程を90日かかっているものを
75日にする事によって、それを持って単価を下げる以外にないわけです。

それが、納得しれくれれば単価については下がっていくと考えられます。

私のっている限りの一番安い大工手間は坪単価1.9万円です。

およそ大工さんが入っている工期は60日以下になると思います。
そのための様々な合理化が必要になります。

詳しい合理化案は次号お伝えいたします。


■コストダウン編のバックナンバー■
コストダウン編1 アルミサッシのコストダウン方法
コストダウン編2 業者さんのコストの目安
コストダウン編3 給湯器のコストダウン
コストダウン編4 大工手間のコストダウン~前編~
コストダウン編5 大工手間のコストダウン~後編~
コストダウン編6 人工のコストダウンの基本
コストダウン編7 人工の相場を調査する
コストダウン編8 漆喰のコストダウン方法
コストダウン編9 工務店は今コスト削減をするべき
コストダウン編10 コストダウンセミナーのご案内

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