■経営コンサルタントの頭の中11■工務店WEB制作の失敗例

今回は、WEB制作について書いておきたいと思います。
題して、『失敗だらけの工務店のWEB制作』です。

なんでこんなことを書くのかといえば、
工務店の社長様方が残念ながら一番欠けているのがインターネットに関する知識だからです。
業界の流れ、そもそものITの知識など余りにご存知ないのでこんなことになります。

☑ WEB制作業者の言いなりになって、制作に200万円以上の費用をかける
☑ とにかくブログを書けといわれて、書いているけれど効果を実感しない
☑ 5年間のリースでWEBを制作してしまう
☑ 毎月5万円以上のメンテやコンサル契約をする

全く新しいデザインでもきちんとご自分で指示ができれば
だいたい50万円も出せば新しいWEBは作れます。
高くても80万円ぐらいでしょう。

当社も現在、WEBをHTMLからワードプレスという自分で更新できるスタイルに変更中なので、
WEB更新をしていますがだいたい70万円ぐらいしかかかっていません。

それより値段が高くなるのは、
デザインを自分で決められないので沢山のデザイン案を出してもらったり、
そもそもコンセプトから考えてもらうなど、コンサルティングを色々してもらう必要があるからです。

つまり、コンサルティング分が別途になって高くなっているんです。
それ以外に高くなる理由は、ライターの文章作成費、取材のためのカメラマンの費用などですが、
もしそれ以外の理由で高くなっているとしたら単なる無駄以外のなにものでもありません。

要するに足下を見られているわけです。
WEB制作業者にとって一番やりたくない仕事は通販業者のWEB制作で、
一番やりたい仕事は工務店のWEB制作なんだそうです。理由は明白でしょう。

また、最近聞いたのですが月間10万円を超える金額で
WEBのメンテナンス契約を結んでいた方もいらっしゃいます。
非常に無駄なので、直ぐに止めてもらいましたが、
それも一般的な業界の平均価格をご存知ないとそうなってしまいますよね。

これがリフォームだとか建築であれば、
何人工かかって、1人工いくらだからその価格が適正なのか?それとも少し高いのか?が解るのですが、
WEB制作だとそもそんな人工計算が出来るか解らない事もあって高い金額でOKしてしまうのです。

通販会社は、その人工がどのぐらいの時間かかって、
1人いくらかが解っているので交渉しやすいということになります。
ですので、見積をもらったら、これは何人工なんだ?と聞くことからはじめてください。
基本的な人件費は、大工と同じだと思っていただいて構いません。

1.5~2万円で充分です。
ネット企業の多くは中小企業で、それ程高い給料は支払っていない訳ですので、
1日2万円もみておけば充分です。

先月書きましたが、ネットの広告も全く同じです。
1ヶ月やってみて成果が出ないのであれば、3ヶ月やっても半年やっても全く成果は出ません。
成果が出なければ、対策を必ず検討してから実施しないと、広告宣伝費を捨てることになります。

ネットの世界は、アナログの世界以上に運の要素が少ない業界です。
ですから、ダメな広告をダメなままにしておくのが一番よくないのです。
是非改善をしてください。どうしていいか解らない方は、是非ご相談ください。

(2016年5月20日)

 

Posted by 湊 洋一